命を売るところと戦った





あんちゃんが亡くなって
迎えたペットショップと話す




保険にはいってたから






原因不明の死では保険はおりない
解剖してくれ

医師の診断書がいる








まだこの子を傷つけろというのか






500グラムもない
この小さな体に



まだ火葬してはいけない、と判断し




先生とはなす







それは僕は

あなたがしてくれといっても
解剖したくない







私もそう思ってる

解剖してほしいなんて
いうつもりもないしいえない

だから先生
診断書をかいてくれませんか




わたしはお金がほしいわけじゃない





ペットショップ経営してるひとは
こういった



病気のこを表
売り場に出すのはありえない

店の評判にかかわるから




私もそう思う




あんちゃんと
おんなじような子をもうだしたくない



だから書いてくれませんか




診断書







私は
すべての会話録音してる



親友とのラインで
病気の子だといわれたこと



カルテもある
いつ何日何時どうなったか




いっていってないは
証拠にならない




証拠が全て



弁護士にいわれた




それは揃ってる




やれるだけのことはやりたい








…どうなるかわかりませんよ






そう言って書いてくれた診断書は
非常に心のこもったもので



何度も何度も読み返した







保険はおりた


それはそのペットショップで 
つかえるもので






気持ちが落ち着いた頃に
違う店舗にいった







店長さんにその旨をつたえると

保険がおりたのははじめてききます





…そうか









あんちゃん
これでいい?








きっと



うん!




っていってくれるだろう







私の天使