◯やちゃん





うちの大学学費が高くて有名で


ぼんぼんか必死組にわかれるんですね





月の仕送り30万とか

え、お金少なくなったら
勝手に口座に
振り込まれるものじゃないの?






とかね






お嬢様に


貴方とは話がが合いそうね







っていわれたけど






ちがうから









ともだちとお昼たべてたら



にんじんかじってるんですよ








生の





かわったこだなー

っておもってたら









ぼり、ぼり







こういうんですね









固いんだよぉ…





なんで火をとおさない?(・Д・)








料理のしかたしらないんだよぉ





まじか










味がないんだよぉ




なぜ塩をふらない










彼女の部屋にいくわけですね

料理作りに







これ買ってみたんだよぉ







すなぎも





なぜ料理できないのに
そんなアグレッシブなものをかう?









やすかったんだよぉ










絶対!生でくうなよ!




だからうちに呼ぶわけで
ご飯を作るようになるんです









ある時は手を見せてきて




手が黄色いんだよぉ





ほんまやどうして?







みかんばっかり毎日たべたら

こうなったんだよぉ







お前あほやろ




だからうちに呼ぶわけで
ご飯を作るようになるんです



2回目




心配で仕方なくて






ちゃんとたべてるか?

みんなにいわれてましたね







食べてるよぉ〜







にくめなくてね



片親で
お母さんと二人






今ならわかるんですよ

うちにくるのに
親がどれだけがんばったか


だから彼女は成績よくて







生い立ちは結構複雑で

でも何も言わないんですよ




心理学のレポートで

トラウマ?というか
自分の生い立ちをかくのがあって




まだ紙で提出で
わたしは直書きして

ぺぺっと出すじゃないですか





彼女真面目なんですね



下書きしてから
ペンで清書する




提出時間に間に合わないから
手伝うんですね



かいてるんですよ
家族のこと





これ、よんでいいのかな




彼女をみたけど
なにもいわないから

わたしも何もいわず






みんな色々あるんだな


ってわかってくるんです










うちの実家は

真っ白でなんにもないんだよぉ







一度実家にきて



親がね出してくれたんです


せこがに



めちゃくちゃ喜ぶんですね




こんなのたべたことない!

すごい!





きゃーきゃーいって

700円くらいなんですよ






うちも倹しかったけど

父がいってました








あんだけ喜んでくれたら嬉しいな







彼女はカニをたべたことなかったんですよ






今だから言えるけど




レイプされかかるんですね


わたしもありましたけど
結構ありますからね





彼女は華奢で大人しそうなので
狙われたんですよ




バスからおりた帰り道







泣きながら電話があってね






慌てていくわけです
原付で


なんとか未遂でね






警察にいったらいわれたんです







親にいわないと事件にできない






彼女いうんですね




いえない
お母さんにいったらどれだけ心配するか

飛んでくる

だからいえない







そんなこと言ってる場合ではないだろ

2回目あったらどうする






いえないんですね






こう思うんです





何のための警察…?








そのときそれした人にあったら
こういいたいですね





一本 針をうってあげる











当然国家試験なんて受かるわけですよ

私たちの代は落ちた子が多くてね






真面目なんですけど
不器用なんですよね




師匠に紹介された院でつとめるんですけど

兄弟子ですね



要領悪くて
彼女の話できくと


出来のいいこと二人で比べられて





お前は給料いらんやろ


給料もらえなかったり




けられたりして
耐えてたけど





泣きながら電話があって

すぐ迎えにいって






もうむり、実家にかえる

鍼灸師やめてしまうんです






せっかく頑張ったのに







師匠にはいわないで





っていわれたから黙ってました








あるとき師匠にいわれるんですね



あの子は元気にしとるか










実家にかえりました







えっ









施術のあと呼び止められるんですね




さっきのどういうこと?







今だからいいますが
口止めされてたので

わたしは彼女の話しかきいてませんが
あの子は嘘をつける子ではないんですよ


あの子はトラウマになって
鍼灸師やめてしまいました







先生の顔から血の気がひいて

走って部屋にもどっていきました










これが顔色かわるっていうんだ






ってしったんですね







後日いわれたんです






あのあとすぐ電話した



お前何やったんや
お前のところとは一切人送らんからな!


なんか言うてたけど
電話きった







破門になったんですね






ぼくにはこれしかできんけど
彼女に謝ってくれないか




と頭さげられて







伝えたらこういいました










いいよぉ〜











それが彼女とはなした最後で









会いにいこうかな

カニもって