新地編 2











触られるのが 嫌い




飲まないと 話せない














ストーカーに怯えた













しんどかった













夜中おきて 昼におきる














自律神経が狂ってくる











たまの贅沢な旅行、ごはんが



ご褒美











でも毎日







数字出さないと


結果出さないと










お母さんは

いくらたすけてもおかしくなるばかり






家族親戚は助けてくれない








板挟みで
頭がおかしくなりそうだった






胃はいつもキリキリいう









どこまでがんばればいい







サキガミエナイ













部屋も用意した


金もわたした






でも、経費が多すぎた













出ていくものが多すぎる





報われない








捌け口が ない








酒に逃げた







よく記憶をなくした








怒り、も


悲しみ、も



喜び、も






感情をふくらます











それが  












酔って




当時付き合ってた彼に

包丁投げたり




ほんとごめん









次の日料理しようとしたら

全部かくされてた







おや?












辛すぎて 飛び降り自殺しようとした










9階からぶら下がって










あ、やばい












必死に引き上げようとする 彼










手を離したら人生終わるって思った




後々そういわれて











その節は本当に申し訳なかった

ごめんに





もうしないから










アタリマエダ





イヤホントヤバカッタヨネ











火事場の馬鹿力ってあるんですよ

奥さん








自分で登れた











その時知った

こういうときは消防車がくるって











ほら

あの伸びる梯子

















れいちゃんは

金銀パールになれるんやで










金しかいらないです







キラキラに興味なかった







所詮ホステスは

ドレスをきた




鵜飼の鵜











ドレスも着物も戦闘服







休みの時はどんどんシンプルになった








誰も私の中身をみない








外側だけ














色気は売れた




でも




体がはれなかった







売上になって

最期にいた店のママに








身体のはれないホステスはいらない






といわれた






チーママも


れいちゃんはできひんの?




と聞いてくる










わかる










お客様にあの女の子としたいから


よろしく









いえない











強か、になれない











売上が、下がってく



若さ、も なくなってく






自分に嘘が、つけない









致命的










歩いてて胸が苦しくなるようになって









限界を感じて30でやめた








とことん

ホステスに向いてなかったんだとおもう











でもこの間、言われた









銀座にいそうだよね