ただ一緒にいたい





傷があるものは
その傷の痛さを知っている


こたはベッドにいるとき
ずっと触っててほしがるようになった


寂しい時間が長かったからか



甘えていいとわかり

鼻をぐりぐりこすり
鼻水つけてくれる

抱っこが好きになり

はじめて
指を舐めてくれた

おなかのうえでうとうとして
いびきをかきながら

どこかしら身体をくっつけてねむる


うりうり