うちの父は寡黙でした
あんまり話さない
父親とはそういうものだと
思っていたのか
中学くらいからあまり喋らなくなった
親友とは高校であった
私はいじめられっこから
そういうのと正論で戦うようになった
授業中目の前の席の子が
バフバフ化粧してて粉くさかったので
いっちゃったんですよ
そんなに化粧してもかわらへんで
嫌われますね
廊下あるいてたら
そういうのが何人か
校則守りやがって!!
とかいうんです
無視してましたが
悪いグループっているんじゃないですか
ある日そのリーダーの女の子に
お前がこれ入れたんか
彼女の悪口書かれた紙
知らない私じゃない
お前やろ!
そんな暇じゃない
あんたにそんなことする時間が
もったいない
周りで
やいやいいう女子にこういいました
あんたらは
群れな人にもの言えへんのんか
一人で直接いうてこいや
バン!!
胸ぐら掴まれて
窓にぶつけられたんですね
プチ
ボタンが飛んだのと同時に
生まれて初めてきれて
バシッ!!
思いっきり張り手で
頰をなぐった
教室がしーんとして
お前ぶっ殺す!!!
殴りかかりにきて
やばいって!!!
みんな彼女を止めだすんですね
なら最初からやるなよって睨んで
授業前だったんですが
荷物持って帰ろうとしたら
担任にあって
どうしたの?
手だされたから
殴り返しました
帰ります
びっくりしてましたね
まじめなれいさんが
そんなことしたもんだから
自宅謹慎 3日間
喧嘩両成敗
親はよくやった、と
中華たべにつれてってくれた
喧嘩相手は一年で高校辞めて
誰も私になにもいわなくなりました
高校時代にそんなことしたの
私だけで
浮いちゃいました
登校したらみんなが振り向くんですよ
そんなビビらんでも
いたずらした二人が謝りにくるんですね
実はあれわたしらやったんや
ごめん
そう、
怒りは感じませんでしたね
謝りにきただけえらいかなって
なんで私こんなに上からなんでしょ
間違ってないっておもってたけど
間違ってましたね
物の言い方を知らなくて
刺々しかった
そんな私とずっといてくれたのが
親友でした
晴れた日は
中庭でいっつもお昼たべて
気持ち良くてね
彼女はインフルエンザでも
登校してくるぐらい元気な身体の持ち主で
先生にどなられて
なんできたんや!
かえれ!
え、わたしげんきですー
うつるから
ww
あの時だけ彼女は3日学校をやすみ
寂しかったですね
一人のお弁当
うちの父は芸術家なので
江口結びなんですよね
親友は父を見て
おっちゃんかわいーーーーー♪
りんごのほっぺーーーー♪
父が耳まで赤くなって
初めてみました
あ、お父さんはシャイなのか
って
そこで気づくんです
人んちの親を可愛いっていうか?
だって可愛かったんやもん
みんなが彼女のファンになり
彼女がきたらみんな集まるんですよ
居間に
彼女は明るいから
家族が笑うんですよね
すごい
うちの家系は酒飲みなので
上等な甘いものもらってもたべない
親友はパティシエになるくらい
甘いものが好きで
高級な何段も積み重なって
ホワイトチョコがけのバームクーヘンを
食べるか?って出したら
目をきらきらして
こんなのはじめてたべるー
ばくばく頬張ってて
こそっと耳打ちしてくるんですよ
おばあちゃんが
あんなに食べて体大丈夫か?
肉好き
魚嫌い
揚げ物すき
野菜嫌い
お菓子好き
お前はアメリカ人か
20代で献血しようとして
ここにきてる場合じゃない
っていわれてましたね
大学時代わたしは家をでてたんですが
電話かかってくるんですよ
いま彼女が遊びにきてるよー
ケーキかってきてくれたねん
なんでだよ
って突っ込みましたね
みんなに愛される
それが彼女で
わたしはこんな性格なので
友達は少ないです
彼女は唯一の親友
なんだかんだで長くすんでて
これからもずっと一緒なんだろうな
って思ってます