東家先生






解剖学で有名な先生がいて




その先生の授業をうけたくて
入学した同級生がいます




でも別のクラスだったんですね






わたし全然そんなことしらなくて




授業おわったら
ノート見せて!っていわれるんです






すごく笑顔の優しい方で
ものすごくわかりやすいんです









図書員さんをすきになって
毎日通って


みんな知ってるんです


先生がそのひとすきなこと



先生は真っ赤な顔して
ご飯にさそうんです





そして結婚するんです






ロマンチックですね










まだ助教授で


色々教えてくれました






医療には解剖も必要なんですね

焼却して慰霊するところがあります






手を合わせながら先生はいいました








解剖ってね
その部分だけみたら

とても残酷な写真がとれる



だからやめろというものがいる

でもそれで医学は発展してきたんだ






だから必要な解剖しかしないし
きちんと命に感謝しないといけないんだよ











もちろん解剖のとき麻酔をかけるんですよ

ラットに






でもたまに目が覚めるんですよ




いたいじゃないですか


画鋲で手足はりつけ




同級生はわらいながら



刺すんですよ



ぶち!って

 



キリストじゃないんだから






あの悲鳴はわすれられません





そのままお腹切って




ほら、脾臓






と笑って振り返ってみせてきた











立ってられなくなりました









なぜ

もういちど麻酔をなぜかけないのか





生きてるものを

笑いながら
解剖することができるヤツもいる







この時知りました







わたし?

むりですよ






できませんでした








ムリムリムリムリ









医療の専門書って
解剖学ももちろん


専門用語だらけなんですよ



日本語なのに日本語じゃなくて
目がチカチカしてね




読めない。。。






先生にきいたんです




わかりやすい
図解の本はないですか?








ないんだよ






だからノートにかきだした



キャラつくって


ぼくはこんな役割だよー





って




旧漢字もおおいですよ

中国漢字とか




この漢字はこんな意味だから
このツボはこの名前なんだよー





例 阿是穴とは




阿=あ

是=これ


あ、これこれ

そこそこ!





その人の得気


気を得るところのこと




そのひとのツボってことね




とかかいてました









伝わらなければ意味がない





子供が見たってわかる簡単なメソッド








自分のために作ってました










昔から同じことしてたんですね







前も書いたけど

すごいいい先生たちがいたんですよ


私たちの時代







黄金時代





もう、こないでしょうね






だから500万かりても

全然安かったです